この3月11日で、震災から10年の月日が流れました。
被害に遭われた方々にとっては、長い年月だったのでしょうか。
それとも短く感じられる10年だったのでしょうか。
それぞれの方がどのように感じていらっしゃるとしても、私たちには計り知ることのできない、この10年間の皆様のご苦労、心の痛みには変わりありません。被災された方にとっては、9年も10年もなく、あの日から日々、365日変わらぬ思いを抱えて過ごしていらっしゃった年月だと思います。あらためてそのことを、心に刻みたいと思います。
私たち『こども未来へのかけはしin所沢』では、被災地の方々、特に、人災とも言える原発事故に遭われた福島の方々にお声がけさせていただき、震災翌年の2012年から、小さなお子様方の福島県外保養活動を行ってまいりました。安全な地域で子どもたちをのびのびと遊ばせたい、山遊びや川遊び、公園さんぽなど、原発事故がなかったらごくあたりまえに日常にあるはずだった自然との触れあいを、何に気兼ねすることなく子どもたちに体験させてあげたい、というお父様、お母様方の切実な思いの実現に、少しでもお力を貸すことができたらと、微力ではありますが、取り組んでまいりました。
2012年夏の第1回受け入れから一昨年の8月まで、計10回にわたって、のべ183名もの福島のお父さん、お母さんと子どもたちが所沢や秩父を訪れてくださいました。その活動を支援してくださったボランティアの方々は250名以上、お金や物資での寄付というかたちでご支援してくださった方々の数は更にたくさんに上ります。参加者のお子さんのなかでは、当時乳児だったお子さんも今では小学生、当時小学生だったお子さんはもう大学生や、社会人になられている方もおられると思います。
明日は私たちが助けられる側にまわるかもしれないと、いつ私たちも被災する側になるかもしれないという思いを抱えながら、少しでも福島の皆さんの思いに寄り添い、お手伝いさせていただけるならという気持ちでやってきましたが、お手伝いさせていただくどころか、所沢を訪ねてくださった福島の方々から、私たちのほうが、逆に元気と力をいただき、それを糧に、また次の活動へとつなぎ、今までやってこられました。多くの方々との貴重な出会い、素敵な出会い、そして共に過ごした豊かな時間に心から感謝申し上げます。
希望されるご家族の方がいらっしゃるかぎり、継続することにこそ意味があると続けてまいりましたが、昨年は、新型コロナ感染症という、これもまた想像もしなかった事態に休止せざるを得ませんでした。人と人が直につながれることを大切にしてきた私たちですが、今はそれも難しい状況です。保養活動はここでいったん休止とさせていただきますが、今後は、かたちを変えて、またその時々に必要とされる支援、活動として再開できれば、スタッフ一同たいへん嬉しく思います。
今まで活動を支えてくださった多くの方々、団体等の温かいご支援、応援に、あらためて感謝を申し上げます。
寄付をいただきながら、お名前やご住所がわからないために、きちんとお礼をお伝えすることができない方々もいらっしゃいました。この場でお詫びを申し上げるとともに、あらためて、温かいご支援に感謝申し上げます。
最終の会計報告でもお示ししてありますように、皆様からの温かいご寄付によって支えられた活動資金の一部がまだ残っております。それについては、当会預金口座の維持費(100円ほど)を除いて、すべて、私たちと同趣旨で今なお活動を続けていらっしゃる尊い団体、グループ等に応援資金として寄付させていただきたいと存じます。寄付先については、またホームページにてお知らせいたします。
また活動を再開する折には、温かいご支援を再びいただければ嬉しく思います。
元気な笑顔いっぱいで所沢に来てくださった福島の皆様と、
この活動を支えてくださったすべての皆さまに、心よりの感謝をささげて。
2021年4月 こども未来へのかけはしin所沢 世話人一同
『ふくとこツアー2020
夏ステイ』実施見送りのお知らせ
毎年、福島からのたくさんの方々のご応募、ご参加、ありがとうございます。
また当活動を支えてくださる、多くの方々のご支援、ご協力にあらためて感謝申し上げます。
本年は、新型コロナウィルスの感染拡大により、夏休みに宿泊を伴う活動を行うことは難しいと考え、『ふくとこツアー2020
夏ステイ』の募集および実施は見送らせていただきます。
次年度以降につきましては、またあらためてご案内、ご連絡させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
厳しい状況が続いておりますが、どうぞ皆さま、お元気に過ごされますよう、スタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。
こども未来へのかけはしin所沢 世話人一同
「ふくとこツアー 2019夏ステイ」
第10回『ふくとこツアー夏ステイ』を実施します!
参加希望の方は、以下の募集要項をご確認のうえ、お申し込みください。
【日程】
2019年7月26日(金)~7月28日(日) 2泊3日
【プログラム内容】
◆ 初日(7/26)
最寄りの新幹線駅から新幹線で大宮駅へ→乗り換えてJR埼京線で池袋駅へ→西武鉄道で小手指駅へ
→小手指駅からスタッフの車両に分乗、宿泊・滞在場所へ。
到着後、受付、説明、近隣の入浴施設で入浴後、滞在場所でBBQパーティー!
◆ 2日目(7/27)
朝食後、車で河原へ移動して思いっきり川遊び!
◆ 最終日(7/28)朝食を食べ終わったら、トトロに会いに行こう!
クロスケの家で竹細工。箸と器を作って、お昼ご飯は流しソーメン。
スタッフの車両で狭山ヶ丘駅へ→15時頃の電車で福島へ。
気をつけて帰ってね!また会いましょう!!
福島駅へは18時頃の到着予定になります。
※ プログラムは都合により変更する場合がございますので、予めご了承ください。
【場所】
埼玉県所沢市山口647-4 SAVE AREA内(宿泊・滞在)
掬水亭 花鳥風月の湯(入浴施設)
日高市方面の河原、クロスケの家(最終日のレクリエーション場所)など。
※宿泊は親子共に、SAVEAREAという複合施設内の部屋になります。
お母さまとお子さまは大部屋で、お父さまは別室の和室にて宿泊予定です。
【対象】
福島県内にお住いの小学生のお子さんとご家族
※ご参加希望の方で乳幼児や中学生がいらっしゃる場合はご相談ください。
【参加費】
大人 10,000円 小学生 5,000円 未就学児 無料
(交通費・宿泊費・食費・保険などに充当)
【募集定員】全20名程度
★追加募集
10名程度
※応募多数の場合につきましては厳正な抽選の上、参加ご家族を決めさせていただきます。
【募集方法】
ホームページの「ふくとこツアー2019夏ステイ」申し込みフォームからお願い致します。
ふくとこツアー2019夏ステイ申し込みフォーム(スマートフォン版で見づらい方はPC版をご利用ください。)
【募集期間】
5月7日~6月2日
【往復の交通手段】
・新幹線(最寄り新幹線駅~大宮間)
・JR普通列車(大宮~池袋~小手指間)
※往復の新幹線および小手指駅までの在来線切符はこちらで用意し、出発前にご郵送いたします。
お申し込みの際に最寄り駅をご記入ください。
SAVE AREA (宿泊場所) https://www.rpg-inc.world/
掬水亭「狭山の茶湯」 https://www.seibu-leisure.co.jp/hotel_web/dayspa/
クロスケの家 https://www.totoro.or.jp/kurosuke/intro/index.html
毎年ご好評いただいております「ふくとこツアー」ですが、誠に勝手ながら2018年夏の開催を見送りまして、2019年に開催するということで決定いたしました。
毎年皆さんにお会いするのを楽しみにしていまいしたが、来年開催に向けて、より良く「ふくとこツアー」を開催するために準備をしていこうという事になりました。
来年の夏に皆さまにお会いできることを楽しみしています♪
こども未来へのかけはしin所沢 世話人一同
福島県の子どもとお母さんが32名来てくれました。
初日から小雨が降る中お昼過ぎにみどりの村に到着、広い建物の中で手づくりの美味しいご飯を食べて、国民宿舎の温泉へ行きました。その後、外でのBBQを室内に切り替え、雲の切れ目で雨が止み花火ができました♪
次の日は川遊び!しとしと降り続く雨の影響が心配でした!
2日目は、川遊びがメインです。午前中は小雨でロッジからカッパを着て山探検へ。11時ぐらいには雨が上がり川に行ける事になりました。川では魚やカニを獲ったり、泳いだり思いっきり遊んで、お昼のカレーもいっぱい食べて、「楽しかった~♪」。予定していたスイカ割りは3日目へ。その後冷えた身体を温泉で温めて、夕方から「命をいただく夕食会」。子どもたちは柔軟で、鶏が鶏肉になっていくのをキラキラした目で見て触って体験していました。「草も生き物もみんな生きてるんだよ」のシェフの声に子どもは「草も?」と聞いていました。その後キャンプファイヤーを見ながらシェフの作ったパエリアとスープの夜ご飯をみんなで食べました。帰り道は、たいまつの光で山道を照らしながらロッジまで帰りました。夜は子どもが寝た後にお母さんたちとの交流会。お酒も入って福島の現状や子どもたちの事で夜遅くまで楽しく盛り上がりました♪
3日目、帰りの準備をして山を歩いておりました。みどりの村の広場では流しそうめんの準備の間に、スイカ割りをみんなでしました。流しそうめんとおにぎり、秩父のたらし焼き、みそポテトも食べてお腹いっぱい。
お別れ会ではみんな涙を浮かべて、参加者の代表お母さんから「また来たいです」という言葉もいただきました。
駅でのお別れの際には「また来年も来るねー」「来年もやってね!!」と言いながら帰って行きました。
とても素敵な3日間でした。
開催にあたり、ご協力・ご支援してくださった皆さま、秩父ボランティアの皆さまには心より感謝申し上げます。
こども未来へのかけはしin所沢 世話人一同
たくさんの方にご応募いただきました。誠にありがとうございました。
次回の「ふくとこツアー夏ステイ」の開催をお待ちくださいませ。
第9回ふくとこツアー夏ステイを実施いたします!
日程は2017年8月1日(火)~3日(木)(2泊3日)
今回は、所沢を離れて埼玉県秩父郡小鹿野町の「みどりの村」キャンプ場!
詳しくは、下記の募集要項をお読みになり申し込みフォームよりお申し込みください!
お会いできることを楽しみにしています♪
「こども未来へのかけはしin所沢」では第9回保養プログラム
『ふくとこツアー2017夏ステイ in 秩父』を実施します!
参加希望の方は、以下の募集要項をご確認のうえ、お申し込みください。
「ふくとこツアー2017夏ステイin 秩父」
日程:2017年8月1日(火)~8月3日(木) 2泊3日
場所:埼玉県秩父市上吉田2070 みどりの村及びみどりの村ログハウスキャンプ場(宿泊・滞在)
薬師の湯(温泉施設)、周辺の河原など。
参加費:大人 1,0000円 小学生 5,000円 未就学児 無料
(交通費・宿泊費・食費・保険など充当)
受け入れ母子数:5~6組 18名程度
募集方法:ホームページの「ふくとこツアー2017夏ステイ in 秩父」申し込みフォームからお願いします。
ふくとこツアー2017夏ステイin 秩父申し込みフォーム
(スマートフォン版で見づらい方はPC版をご利用ください。)
募集期間:6月1日~6月15日
募集定員:5~6組 18名(多少の人数オーバーは調整します)
※ 先着順とさせていただきます。
こどもの参加対象:小学生
※ ご参加希望の方で乳幼児や中学生がいらっしゃる場合はご相談ください。
宿泊: 母子・参加者みんなでみどりの村キャンプ場に宿泊。
※ 5〜10人用のログハウスに分かれて宿泊します。1家族ごとの宿泊ではありません。
お子様については一部スタッフとのテント泊も検討しています。
往復の交通手段:新幹線(最寄り新幹線駅〜大宮間)
・JR普通列車(大宮〜池袋間)・西武鉄道特急レッドアロー利用(池袋〜西武秩父間)
※ 切符に関してはすべてこちらで用意し、往路の切符は出発前に郵送いたします。
お申し込みの際に最寄り駅をご記入ください。
プログラム内容について
埼玉の秩父という大自然に恵まれた場所で、普段できない遊びを思いっきりしよう!ボランティアスタッフや地元の人たちとの新しいつながりをお土産にしてほしい!
◆ 初日(8/1):福島駅8時頃の新幹線で大宮駅へ → 乗り換えてJR普通列車で池袋駅へ →西武鉄道特急レッドアローに乗り換えて西武秩父駅へ → 西武秩父駅からスタッフの車両に分乗、みどりの村キャンプ場へ。
到着後 受付、説明、近隣の入浴施設(温泉)で入浴後、キャンプ場に戻りBBQ&キャンプファイヤー!
夜は昆虫観察!?
◆ 2日目(8/2):近くの河原で思いっきり川遊び!川魚を捌いて焼いて食べよう!昼食はみんなでカレー。食後は運動とデザート兼ねてスイカ割り!
◆ 最終日(8/3):お昼ご飯に合わせて蕎麦打ち!巨大流しソーメン♪ みどりの村キャンプ場を14時頃チェックアウト。スタッフの車両に分乗して西武秩父駅へ →14時40分頃の特急レッドアローで池袋へ → 池袋からJR普通列車で大宮へ → 大宮で新幹線に乗り換えて福島駅19時頃到着予定。気をつけて帰ってね!また会おう!!
※ プログラムにつきましては、場合により変更する事が御座います。
みどりの村
みどりの村ログハウスキャンプ場
http://www.geocities.jp/midoricamp/index.html
薬師の湯
http://www.kanko-ogano.jp/archives/1503/
ふくとこツアー2016夏ステイを無事事故もなく開催することができました。
子どもたちは最高の笑顔を見せてくれました。お母さんたちも子どもが一笑懸命遊ぶ姿を見てとても喜んでくれていました。
ご支援いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
また次回もできるように頑張りたいと思います。
次回の保養は、「ふくとこツアー2016夏ステイ」として夏休みに実施致します。
また、春の保養は、夏ステイの関係上実施を見送らせていただきます。
皆さまとお会いできる日を楽しみにしております。
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